Embercombe - 人を育てるコミュニティ -
時系列で書きたいことがたくさんあるけれど、今体験していることをどうにか記録しておきたいので、次々書いていきたい。
9月24日、成田を発ってモスクワ経由、ロンドンに着きました。ロンドンで働いている友人のところに泊めてもらい、ハンガリーの医学部に通う友人と、ミニ大学同窓会。みんなそれぞれ頑張ってて、卒業して6年も経つと少しずつ歩む道も違うけど、やっぱり変わらない。
友人には、結婚祝いに本をもらいました。トマス・モアのユートピア!これは、、かなりロンドンらしいというか、、
ユートピアな家庭にしろよ、ということなのか、理想の最小共同体(=家庭)とは何なのかを考えてみよう。(あともう1冊はヴァージニア・ウルフとキャンプの本。装飾もなかなかいい)
ロンドンは2泊だけして、そこからさらに2時間半、ExeterにあるEmbercombeという団体で3ヶ月ボランティアをすることになった。
人を育てるコミュニティ、だそうで、簡単に説明するのは難しいけれど、できるだけ自分たちの中で生活をサステナブルに循環させ、人間が生きていく上で必要なシンプルなことに触れながら生活し、深めていくという感じでしょうか。
単に農業や調理、清掃の仕事をするというよりは、他人と話したり自分と向き合う時間がとても多く、ボランティアと言いつつある種修行のよう。宗教色やスピリチュアルなところはないが、この不思議な環境にはカトリック的な思想やアプローチに影響を受けているように感じる。
主にボランティアが中心となってこちらで生活し、この環境には外部からも随時大人から子どもまで、期間やバックグラウンドを問わず訪問者がいますが、普通の労働ボランティアの人もいれば、ビジネス研修的なプログラムへの参加者も。
私が来たのはこの中でもざっくり規格化された3ヶ月のもので、同期とともに今週1週間は導入研修。日々様々な問いかけがあり、単なる労働というよりはほとんど強制されるものはないのに修行のようで、重たい。
ここでは無給だが、各種作業に1日7.5時間従事することで、食事と住居が提供される。(とはいえ集会や食事、休憩の時間を考えると実労働は5時間ぐらい)
ちなみに今の住居はゲル(モンゴルのあれ。笑)。
が、かと思えばこちらの農園の運営のではトヨタの経営手法も参考にしているそうで、「かんばん方式」や「Muda(無駄)を省く」といった言葉も出てきたりと、いろんなものが混在していてなかなかおもしろい。
今後の生活がどうなっていくか、自分が何を感じるのか私もわかりませんが、この先3ヶ月、ゆっくり時間を過ごしてみたい。