生米プロジェクト

会社退職→結婚→夫は日本に置いてヨーロッパに8ヶ月→夫と東京生活→2人でイギリスに引越し

恐怖体験!Breath Work

Embercombeにはカウンセラー、コーチという人がいて、健全なEmbercombe生活を送れているかのチェックのため、全スタッフとボランティアは月1回面談することになっています。Embercombe外のスタッフに、中の人には言えないことがあれば相談しなさいよ、という目的です。

かつ、ボランティアはボランティアコーディネーターという役職のボランティアと、これまた月1回面談し、活動上の支障がないか話し合う機会があります。

かなりこまめに心身ともに健康か、かつEmbercombeでの生活に満足しているか確認してもらえる、これはなかなか手厚いことだと思います。

 

さて先週金曜は、そんなカウンセラーのティナによって開催された「Breath Work」というイベントがありました。Embercombeにはこういう風に、各人がそれぞれのバックグラウンドを生かし、毎日のように業務外でいろんなイベントがあります。

事前に、呼吸を意識して、よりリラックスして、より自分を解放するようなもの、という説明を受けました。枕と布団を持ってきてね!と言われたので、さぞ深呼吸を通し快適な時間を過ごすんだろうと思ったら!!!

 

大間違い!!

 

 

 

目を閉じ、横になる。

 

 

ティナ「お腹で息を思い切り吸って、吐いて…途中で何か問題があったら静かに手を挙げてください」

 

・・・・・・・・・・

 

 

 

 

「ああああああああああああアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!」

 

「ウォッフォフォフォフォォォオーーーーーウォッフォフォウォッフォフォォォオーーーーー

 

 

 

 

な、なんやこれは!

 

私の横にいた二人は叫び笑い始めました。

 

なぜこんなに彼らがトチ狂ったように叫ぶのかわからない私。う、うるさい、そして気持ち悪いし呼吸に集中できないっ!!

 

出て行く人も。。でもここにいたい気もする!!!!でもダメだ横の二人!こんなヤツらに挟まれて最悪だ!!

 

私は手を挙げました。

 

私「すみません、音楽を聴いてもいいですか!」

助手「いいえ、できるだけ呼吸に集中して」

私「無理です!だってあいつらうざすぎる!!!」

 

というわけで、普段は控えめな私も主張しまくり、必死の思いで音楽を聴く許可を得ました。

 

な、何聞こう、、、でも呼吸法の時間ならポップスとかロックは違うよな、、、しかも長時間携帯を触らずに済むといえば、、やっぱりここはこう、クラッシックか!!ラフマニノフとかにしとくか!!

 

普段はクラッシックとはあまり縁がなく、聴き始めても長い協奏曲などには飽きてしまい、集中が途絶える私。きちんと全部聞いたことがありませんでした。

 

叫び声から逃れられるならと、とりあえずイヤホンを耳につけた私。目を瞑り、ダイナミックな演奏が流れ、よし、集中できるぞ、と思っていましたが、しばらくするとどんどん大きく、そこかしこから叫び声が聞こえるようになり。。こ、こわい、、

いや、でもダメだ、でもダメだ、こんなことでどうする!集中しろ私!集中だ!集中!!!音量を上げ、なるべく曲に集中していると、目を閉じればそこはラフマニノフの世界、曲調の変化にストーリーを感じるように。叫び声と相まって、宇宙の中にいるように感じました。。

 

しばらくすると、終わりが来ました。長かった、、疲れた。

 

ふと見渡してみれば、泣いている人、うずくまる人も。みんなで感想を言い合っていましたが、手足が硬直するように痺れた人も何人かいました。

 

なんだったんだ、、と思いましたが、どうやら叫び声については途中で「できればリラックスして、声を出してみて」というアナウンスがあったようです。そうとも知らず私はクラッシックに浸り恐怖に怯えていたのですが…

 

以前にも参加した人曰く、自分も最初は驚いたし、変な気分になった、とのことでした。毎回感じ方が違うのだそうです。

 

これって呼吸関係あるのか…?と言いたくなりますが、感じ方はおそらく他の人と違いましたが、私の今回の発見としては、クラッシックの聴き方、楽しみ方に少し触れられたかなということでした。すごくすごく強かったのですが、これはこれでよしとします。。