Embercombeからの下山 -To the Real World-
まだまだ、たくさん書きたいことがあるのですが、12月17日土曜日、ついにEmbercombeとコミュニティの人々に別れを告げてきました。日々、喜怒哀楽様々な感情と向き合っていました。たくさん学び、たくさんの気づきがあり、本当に来てよかったと、ただただ思います。
この年末は、ほとんどのボランティアがその滞在期間を終え、Embercombeを去ることとなり、Feast(お別れ会みたいなもの)の2週間ほど前から、終わりムードが漂い、みんなセンチメンタルになっていました。
写真は同期の8人のボランティアと。出発してしまうメンバーを送るために撮った、8人で最初で最後の写真です。(変顔とプライバシー考慮、名誉のため多少修正。)
Embercombeで学んだこと(備忘録。また増えるかも)
- 薪の割り方
- 暖炉に火をつけること
- 70人分くらいの料理を作ること
- いろいろなパンの焼き方
- マヨネーズの作り方
- チーズの作り方
- 自分の感情の伝え方、向き合い方
- 夢を見る方法
- 定時内でしか仕事をしない方法
- 人のことは気にしない方法
- 自分の意見をみんなの前で気にせず言うこと
- 人が足りなくても必要な仕事を無理せず終わらせる方法
- 地元イギリス人と話す英語能力(たぶん少し上達した)
- 下手でも楽しく歌うこと
- 気まぐれを愛すること
- 自分はなんだかんだ面白さがないと我慢できないこと
- Collaborative Paintingの手法
- Authentic Relatingの手法
- Breath Workの手法
- Burning Questionの手法
- Skippingの方法
- Squattingの方法
- キノコの見分け方
- タトゥーだらけの人でも気にせず話すこと
- ボディタッチやハグに慣れること
- How are you?と言って雑談をしてから本題に入ることに慣れること
- 瞑想の方法
- 木製スプーンの作り方
- 冬の泥池に飛び込んでも大丈夫な方法
- 月の光は暗い道を照らす力があるということ
- 先のことは心配しすぎないで良いということ
- 自分の決断や直感はきっとそうそう間違わないということ
- 英詩の楽しみ方
- 英語は美しいということ(とても知的で詩的なイギリス人がいて、ツールでしかなかった英語を初めて美しいものだと思った。)
下山後
久々のロンドン、久々のお肉と、なんだか変な感じです。お肉好きですが、今は食べるとちょっと胃が重く感じてしまいます。
特に上司がいて誰かや時間や課題に追われていたわけではないのですが、なんだかとっても疲れました。きっと、自分と向き合い、そういう人がたくさんいて、エネルギーがぶつかり合う環境にいて、心が忙しかったんじゃないかなあと思います。
Embercombeに行ったからといって、それにばかり依存して劇的変化を遂げたいわけではないし、かといって全く変化がなかったり、この経験を活かさぬまま下山したら元の日本人労働者な私に戻りたくもないし、わがままな気分です。ただ、確かに何かを得た実感はあるので、今はただ、こういう今の自分を楽しみたいです。
今はヒースロー空港のカフェでこれを書いています。もう少ししたら、夫と3ヶ月ぶりに再会です。現地集合&現地解散、途中友達の友達の家でカウチサーフィン、一部友達も一緒という形ですが、一応やっとこさ新婚旅行です。こんな形ですが、結婚後1年以内の旅行は全部新婚旅行でいいだろう、ということで、快く結婚早々イギリスのゲルなんてわけのわからないところに送り出してくれた夫には、感謝感謝感謝です。
年内はもう書かないかもしれません。皆様良いお年をお迎えください。