生米プロジェクト

会社退職→結婚→夫は日本に置いてヨーロッパに8ヶ月→夫と東京生活→2人でイギリスに引越し

2020年振り返り

世界中の誰もが皆きっとそうだったように、2020年は大変な1年だったと思います。でも一個人として考えれば、悪い1年ではなかったなと。何より娘が生まれてきてくれたし、家族全員元気だったし。ただ、イベントごとが本当に何もなくて、進捗らしい進捗もなく、退屈というか我慢の1年だった、というところです。二児の母としては、育児に退屈させられることはなかったですが。以下2020年振り返り。

1. もちろんコロナ

アジアのコロナ騒ぎから一足遅れて欧州も大変なことに。産後のヘルプでイギリスに来てくれていた母は、日本がコロナで大変な頃に渡英してきて、イギリスがロックダウンに入る直前に絶妙なタイミングで帰国できたのでよかったです。タイミングが少しずれていたら、来ることも帰ることもできなかったろうし。

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夫は3月から今に至るまでずっと在宅勤務になりました。彼が逐次ニュースをチェックして情報を伝えてくれるコロナおじさんになってくれているのもあり、私はコロナの話題にも疲れてきているので、あんまりこれについて強い気持ちも関心もなくなっているというのが本当のところですが。スーパーは最初こそ物もなくなったけど、ひと月もしないうちに元に戻ったように思うし、今は混乱もないので淡々と生活しています。イギリスはブレグジットや新型コロナなどでニュースを騒がせているけれど、人間は何にでも慣れてしまうのです。

2. 娘の誕生&2歳児の息子との日々

第二子として1月に待望の娘が誕生。とてもとてもうれしかったです。今のところ今も毎日かわいいし、2人目で勝手もわかっているので手を抜いていたら、本当に全く手のかからない子に育ってくれました。寝かしつけもいらないし、よっぽどじゃないと泣かないし、兄がいるからか後追いもなく落ち着いていてご機嫌に遊んでくれているからとても助かっています。

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ただ春頃には保育園も閉鎖してしまい、赤子とイヤイヤ期絶頂の2歳児との生活は本当にしんどかったです。夫が在宅勤務になり、今でこそ助かっているものの当初はお昼の準備の勝手が変わったりして気を遣ったり、公園とスーパーしか行くところもなく、公園は誰もおらず、どうしようもなかったです。あまりに無茶苦茶な息子についに手を出しそうになってしまったりして、これはダメだなと思ってその日は夫に息子を丸投げしたこともありました。でもこのおかげで落ち着きを取り戻せたように思います。

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期を同じくして息子が2歳3、4ヶ月頃からイヤイヤ期も少しずつ収まり始め、言葉もほぼ発しなかったのがスムーズにコミュニケーションが取れるようになり、随分接しやすくなりました。伝えたいことが伝わらなかったのもあってイライラしていたのかなと思います。イヤイヤの最中にあっても、娘が生まれてからずっと一貫して優しい兄であった息子。今ではなんでこんなにいい子なんだ!?というほど素敵な子です。このまま育ってほしい。

 

 

3. 学業関連

修論も妊婦だからと締め切りを延ばしてもらい、2019年12月までかかって書いたのですが、滑り込みで同級生と一緒に2月の卒業式に出席できました。出産ヘルプで母がイギリスに来ていてくれていたので、タイミングよく一緒に出てもらえたのと、イギリスらしく厳かな感じだったのでとても良かったです。修論の成績が78点だったので、Distinctionでの修士号 も取得できたのは久々に自信になりました。

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夫が超協力的だから成り立っている学業ですが、それでも家事育児との両立は大変で、例えば娘は早朝に生まれたけど、その出産前夜21時頃まで博士課程の出願準備をしていました。妊娠中に修論も書いていたし、保育園も息子が週2日行くだけなので、だいたい早寝早起きで朝少し取り組むだけでした。

当初は2020年度秋入学で博士課程を開始したかったのですが、修論を書きながら育児しながら妊娠出産しながらでは思うように準備も進まず、また力不足で奨学金も獲得できず、コロナもあったので思い切って2021年度入学を目指してもう1度頑張ることに決めました。これについて、指導教官の探し方やコミュニケーションの取り方に関してはいろいろと苦しんだので、全部終わったら振り返ろうと思います。とはいえ出願した修士課程の母校の博士課程は入学許可をもらって2021年度にDeferralできたので、少しだけ収穫もありました。

2020年度進学を断念した後は、次年度の出願が少しでもうまく進められるようにと、夏にオンラインでしたが一応国際学会で発表もしました。そしてそのまま秋は奨学金申請、その後も出願作業と、延期したわりには結局全然ゆっくりする間もなく今に至っています。むしろ、時間が足りないぐらい。現時点で何も結果は出ていないし、ダメだったときどうするのかはわからないのですが、今はひたすら自分のできることをやるしかないかなというところです。がんばる。

 

 

みんな元気に、よいお年を。