生米プロジェクト

会社退職→結婚→夫は日本に置いてヨーロッパに8ヶ月→夫と東京生活→2人でイギリスに引越し

2020年振り返り

世界中の誰もが皆きっとそうだったように、2020年は大変な1年だったと思います。でも一個人として考えれば、悪い1年ではなかったなと。何より娘が生まれてきてくれたし、家族全員元気だったし。ただ、イベントごとが本当に何もなくて、進捗らしい進捗もなく…

うれしかったこと(コロナと、育児と)

昨年末にブログを書いて以来だったけれど、その後2020年1月娘が誕生しました。めちゃくちゃかわいいです。上の子の赤ちゃん返りを警戒したりもしていたけれど、そんな心配をよそに、生まれた瞬間から息子は超いいお兄ちゃんになってくれています。毎日毎日甲…

2019年(ついでに2018年も)振り返り

年の瀬ということで、ブログを書くことにしました。とても久々のブログになってしまって、最後はいつどんな記事を書いていたのかなと思ったら、2018年1月20日でした。これはもう2年も前!ちょうど東京からイギリスに引っ越してきたときの話でした。 読んでみ…

ヨーロッパから帰国してまたヨーロッパに旅立つまでの話

6月に帰国してからというもの、随分とこの更新まで間が空いてしまいました。人生最大級の暇人期を過ごしていたにも関わらず、書きたい気持ちになりませんでした。それはめんどくさかったからということに尽きるのですが、いろんなことに整理がつかず、自分の…

Efterskoleを終えた後は

Efterskoleはデンマークの高校入学前の教育に当たり、生徒は1(or2)年通いますが、卒業後の進路はそれぞれです。生徒たちはどんな学校に通いどんな高等教育ないし職業教育を経験し社会に出ていこうとするのか、この部分を観察しました。 義務教育を終えた後は…

デンマークの授業風景

黒板の前の先生。インノケンティウスサンセイ、ジョヴァンニ・ボッカッチョ…呪文のように唱えられる遠い昔々のどこかの国の登場人物たち。爆睡、内職、妄想、飲食、授業妨害…古今東西、授業中に集中力を失ったことがないと言う人の方が、少ないのではないで…

デンマーク教育にみる、全体包含手法

小難しいタイトルになりましたが、最初「共存」としてみたのですが、書いているうちに、これはどちらかというと「包含」だなと思いました。貧富、性別、身体能力、出自、職業。あらゆる人々が様々な観点でマイノリティや弱者となる可能性がありますが、これ…

ハイテク!デンマーク式教育

授業はパソコン必須 デンマークの学校に来て驚いたのが、教育へのIT導入度です。さすが北欧教育。期待を裏切りません。 こちらでは7年生(中1相当)から、生徒は学習にパソコンを使います。大学のように、教室にパソコンを持ち込み、メモに作文は手書きなんて…

夫、妻に乗せられるがまま、海外就職

私が「えーい!日本を出る!」と言ったところ、仕事落ち着いたら一緒に行く!との提案により結婚。その後、同居もままならぬまま日本に置いていかれた我が夫。半年前に、Facebookで夫の職探しのお願いをしましたが、おかげさまで先日転職先が決まりました。 …

Efterskoleでの授業と学校の仕組み

現在滞在しているデンマークの9年生、10年生(中3〜高校入学前)を対象としたの生徒のための私立学校、Eftereskoleですが、時間割は、1日に90分×4の授業(金曜は3つ)があり、2学年の生徒が同じ教室で学びます。ただし、国語・英語・ドイツ語・数学・物理は…

デンマークの全寮制学校、EfterskoleでのWorkaway

今、デンマークの「Efterskole」という、日本の中3〜高1にあたる15~17歳の生徒が通う全寮制の私立学校でお手伝いしています。この国の生徒の20〜30%が進学し、中3の1年間か、中学卒業後、高校入学前に通うそうです。 普通の授業もありますが、スポーツや写…

プラハ生活総括

昨日、プラハから1日かけて移動して、デンマークにやってきました。1月からのまさに「行く」、「逃げる」、「去る」ような3月までの3ヶ月間の滞在も終わりました。プラハはなんだかんだ、街はとっても好きでした。この滞在でよかったことベスト3は下記の通…

アトリエインターン振り返り

3月22日、でプラハでのインターンが終わりました。仕事の話は心情的に書きづらかったのですが、良くも悪くもいろいろありました。これまでアート業界とはほとんど接点がなかったのですが、今回2ヶ月ほどプラハでアーティストの方やインンターンの方など…

音楽の都の民を怒らせた指揮者はどうなるか

先日、今回のプラハ滞在で最後のオーケストラのコンサートに行きました。公開リハなので、500円程ですが、ほぼ全曲通しで聴けます。これぞプラハのリハーサル公演。なんと素晴らしい! ※Final Rehearsal、と書いてあるものがこれにあたります。 http://www.c…

国際女性デーに思う、女性の生き方とこれからと

Happy International Women's Dayだから、と先日大家のエレナさんから小さなお花をいただきました。そんなのあるの?と聞くと、近年彼女の母国ロシアや、フランスなどでも結構なイベントになってきているとのこと。Facebookなどを見てみると、ネット上でもい…

プラハ:書きたいことがある環境に身を置く

自分の経験・思考に対してのアウトプット。例えばSNSへの投稿。大学の頃からこの時代の若者なりに、ほどほどに付き合ってきたと思います。しかしこの投稿への自分のモチベーションの変遷を見て、考えました。 私は2016年8月に会社を辞めて、9月末からイギリ…

プラハにおける子どもへの音楽教育

プラハはとてもいい街で、私も休みの日はちょこちょこ出かけています。中でも音楽の街ということでクラシックのコンサートは日本よりはるかに安い値段で聴けるので、気に入っています。 先日はチェロのコンサートがあるということでチェコフィルハーモニーの…

安心できるAirbnbの宿の探し方(初心者向け)

今回の新婚旅行中、Airbnbを何回か利用しました。最近民泊ビジネス、としてニュースで取り上げられているので知っている方が多いと思います。でも、使ったことはありますか?私はこれまで各地で10回ほど利用してきました。 www.airbnb.jp Airbnb初体験だった…

年末年始、夫が新婚旅行に来てくれた?

あけましておめでとうございます、とはもう言えないのですね。2016年12月17日にEmbercombe生活を終えた後は、数日ロンドンの友人宅にお世話になっていました。ちょっと変なタイトルですが、その後日本から夫を迎え、そのまま2週間ほどヨーロッパを現地集合…

Embercombeからの下山 -To the Real World-

まだまだ、たくさん書きたいことがあるのですが、12月17日土曜日、ついにEmbercombeとコミュニティの人々に別れを告げてきました。日々、喜怒哀楽様々な感情と向き合っていました。たくさん学び、たくさんの気づきがあり、本当に来てよかったと、ただただ思…

Embercombe: Volunteer from Feb 2017 wanted!

Volunteer application has just started! Apply now!! Здравствуйте! Guten tag! Hello! As it seems that quite a few people access my blog from outside of Japan, although I write only in Japanese, I let you know about this information in Engli…

Embercombeとシューマッハカレッジを比較してわかったこと

先週は以前にも書いた、シューマッハカレッジの「Becoming Indigenous」というコースの学生たちが、Embercombeの「Journey」というコースを受講するためにまたやって来ていました。3ヶ月の彼らのコースもあと残すところわずかのようで、このJourneyというプ…

Embercombe:同期ボランティア紹介

9月末から始まったEmbercombeでのボランティアですが、同時期に3ヶ月のプログラムを始めた他7人のボランティアがいます。ここへ来て2ヶ月しか経っていませんが、毎日のように顔をあわせる彼らとは日々いろんなものを共有しています。 8人の同期たち シオ:…

正しくわるいことをする ー廃棄食材を求めてー

今週、日付も変わろうかという頃、スーパーに潜入し、盗みを働いてきました。この年になって、こんなことするなんて、思ってもみなかった。。 事の発端は先週Embercombe外で行われた、同僚ボランティアの誕生日祝いのホームパーティ。バンに乗り込んだ私たち…

Embercombeで考える、ビジネスとコミュニティとポリシーと

これまでもいくつか書きましたが、Embercombeには様々な個人・団体が訪れ、そう言った人々との交流がここにいる魅力でもあります。先週はサステナビリティ系の民間企業が会社の研修のようなものでEmbercombeを利用していました。ヨーロッパ・アメリカ・南米…

Embercombeでの仕事 - 夢を見るしごと -

Embercombeでの仕事は、キッチンでの調理・農作業・掃除といった、コミュニティが生活を回していく上で必要な仕事がありますが、中でもユニークなのが「Dreamer」という仕事です。 これは「Being(ありのままであること)」そしてできれば「自然とのつながり…

恐怖体験!Breath Work

Embercombeにはカウンセラー、コーチという人がいて、健全なEmbercombe生活を送れているかのチェックのため、全スタッフとボランティアは月1回面談することになっています。Embercombe外のスタッフに、中の人には言えないことがあれば相談しなさいよ、という…

シューマッハカレッジのプログラム

前回の記事ではシュタイナー学校についての記事を書きましたが、先週1週間はEmbercombeと関わりの深いもう一つの代表的な機関、シューマッハカレッジの学生がBecoming Indigenousというプログラムの一環でEmbercombeを訪れていました。 www.schumachercolle…

シュタイナー学校の生徒たちと過ごした2週間

先週から、ロンドン郊外にあるKings Langley Schoolというシュタイナー学校の14〜15歳の生徒34人がEmbercombeを訪れていました。生徒層はというと、シュタイナー学校の学費(ものすごく高くはないが)を払う余裕のある家庭の子でありつつも、障害を持ってい…

寒空の下で全裸スイミング

タイトルの通り。 こちらに来て2週間ほどして、少しこちらでの文化やヨーロピアンらとのどっぷり共同生活にストレスも感じていて、あれやこれやとオットに文句を垂れていたときのこと。 私「こっちの人、気温10度くらいでEmbercombeの中にある湖(泥池)で…