生米プロジェクト

会社退職→結婚→夫は日本に置いてヨーロッパに8ヶ月→夫と東京生活→2人でイギリスに引越し

うれしかったこと(コロナと、育児と)

昨年末にブログを書いて以来だったけれど、その後2020年1月娘が誕生しました。めちゃくちゃかわいいです。上の子の赤ちゃん返りを警戒したりもしていたけれど、そんな心配をよそに、生まれた瞬間から息子は超いいお兄ちゃんになってくれています。毎日毎日甲斐甲斐しく世話を焼いて、娘の手のミルクとよだれのにおいを嗅ぎ、恍惚の表情を浮かべています。どうしても娘の相手をしていて息子に手が回らないときもあったりして、ときどき息子がイライラしてしまうこともあるけれど、そのイライラは娘にではなくちゃんと親に来るところが、とてもえらいなと思う。最近は娘も生後6ヶ月を過ぎ、反応も増えてきたので、二人で笑ったりするところもかわいい。娘も息子と同じでよく寝る子なので、また私は楽をさせてもらっています。

 

それで今日うれしかったこと。今も息子は週に2回大学の保育園に行っていて、今朝もまた送っていったところでした。息子にバイバイして帰ろうかというときに、どこかで見たことのあるような顔のお母さん。向こうの視線も感じ、あれ?と思って、「あなた、どこかで会ったことあるよね?」と聞いたら、なんと息子の出産直前に妊婦健診で会ったお母さんでした!私より随分若い、スロベニア出身のブリストル大学のサイエンス系の学部生で、そのときは「私も産後はマスターで勉強しようと思ってるんだよね」なんて話を少しして、頑張ろうねと別れたのでした。でも正直、その子のパートナーは遠距離でスロベニアにいるというし、産後は家族と子育てのために1年休学してスロベニアで育児をして、その後生まれた子とパートナーとブリストルに戻ってくるということでした。でも失礼ながら私はその話を聞いて、”遠距離で妊娠して、パートナーも母国にいるなんて、スロベニアって多分イギリスほど豊かでないし、ママ学生なんて理解もないかもしれないし、きっとこの子は学業を諦めることになるんじゃないかな” なんて勝手に思ってしまっていました。でも、ちゃんとその子は学校に戻って、今では生まれた子も保育園で息子と同じクラスにいて。学士課程はこの夏修了して、秋から修士課程に進むそうです。そんな話を聞いて、まだまだ自分もネガティブな思い込みにとらわれているなと少し反省し、そして自分のペースで前に進む人に会えたことで、朝からとてもうれしい気持ちになりました。