生米プロジェクト

会社退職→結婚→夫は日本に置いてヨーロッパに8ヶ月→夫と東京生活→2人でイギリスに引越し

2019年(ついでに2018年も)振り返り

年の瀬ということで、ブログを書くことにしました。とても久々のブログになってしまって、最後はいつどんな記事を書いていたのかなと思ったら、2018年1月20日でした。これはもう2年も前!ちょうど東京からイギリスに引っ越してきたときの話でした。

読んでみたら、めちゃくちゃブルーな話!ヨーロッパから帰ってきて、東京生活を初めて、妊婦になって、そのまま渡英して…という頃だったんですが、初めての妊娠生活、切迫早産、無職というわけでどうしたらいいかわからなくなって、そんな不安や焦りを抱えたままイギリス生活を始めたときでした。

それからというもの。そのブログを超くらーーーーーーい気持ちで書いた直後から、生活は目まぐるしく変わり、今では当時から想像もつかないような日々を送っています。簡単にいうと、とても楽しい。

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Pen museum @ Birmingham

以下、時系列にて。

2018年1月末 ブリストル大学修士課程出願決意

日本一時帰国〜再渡欧はブログの通りずっと鬱々としていたのですが、その数日後夫から、「産後はイギリスで何するの?」なんて質問をされて。元々私の進学希望をきっかけに始まった海外生活でしたが、妊娠したということもあり、私は当然のようにしばらくは育児じゃないの?と考えていました。ところが、夫のそんな一言をきっかけに、近所のブリストル大学について調べてみたところ悪くない大学で、通ってみるのもいいかなということで、バタバタと大きなお腹でIELTSを受験したり推薦状を揃えたりと、エイっとダメ元出願したのでした。

8ヶ月のヨーロッパ滞在の中で、デンマークの先進的な教育にとても刺激を受け、いろいろ見てやってみた中で、教育関係が一番疑問や関心が沸いてくるなと思い、教育学部の中の、Education (Learning, Technology, Society)という教育工学みたいなものを学ぶコースにしました。でもこの時は、高い学費を払うのに、こんな適当な感じで大学や専攻を決めてもいいのか、育児だってどうなるかわからないのに、と踏み出しづらかったのですが、またしても夫に「案外やってみたら面白かったとかあるかもよ。それで面白くなかったらまあそうかでいいし。育児が落ち着いたら、なんていうのも先のことはわからないし、合格してから考えたらいいし、今できることをやったらいいじゃん」と軽く言われ、正直なところ完全に腑に落ちることなく出願作業に入りました。

2018年2月末 同大学院教育学部出願→出産直前に入学許可

2018年3月中旬 息子出産

すごくスポーンと元気に生まれてくれました。あまりにあっけなかったので、もう終わり?という感じで。結構寝てくれる子で、生後1ヶ月からは夜通しぐっすりだったので、私もとても楽でした。育児が始まって、冬も終わり、息子はかわいいし、やることができたので、私もあんまり悩むことなく気持ちも上向いていきました。 

2018年9月末 大学院生活開始

育児はそんなに大変ではなかったとはいえ、勉強との両立への不安、全くバックグラウンドの違う教育学、久々の大学生活ということで、開始前日までやるべきかどうか悩んでいました。始まってからも、どうせやるならということできちんと頑張りはしたものの、学費支払い期限(が過ぎて最終督促)ギリギリまで学費も払う気になりませんでした。往生際がとても悪かったです。でも、勉強自体はとても楽しいものでした。

2018年秋〜19年冬 体調不良が続く

大学院が始まるのと時期を同じくして、息子は生後半年から保育園に行き、夜泣きが始まりました。この頃から私は2、3週間置きに風邪を引き発熱するようになり、常に解熱剤を飲みつつ勉強か家事育児か床に伏すという日々となりました。。それまでこんなに体調を崩したことがなかったので、きっと自分は免疫系の病気か何かに違いない、とGPで血液検査もしてもらったのですが、結局異常なし。お医者さん曰く、おそらく産後の育児学業による睡眠不足、ストレス、疲労、免疫低下したところに息子が保育園からウイルスを持って帰ってきて、結果体調不良となっているのだろうということでした。息子はほぼ元気だったんですが、それでもウイルスを持って帰ってきてはいるみたいです。そんなことを言われ、よく考えてみたら産後夜起きるようになって、あんまり深く眠れていないというか、過敏になっていたかもなと思い、夫に息子と寝てもらうようにしてからというもの春の訪れとともにこの体調不良は嘘のようになくなりました。睡眠大事!!

2018年3月末 大学院の授業終了

そんなこんなであっという間に授業は全て終わり。ここから修士論文に取り掛かることに。少し余裕ができ、息子も保育園を週3日に減らしつつ、マイペースに取り組んでいました。

2019年5月 第二子妊娠判明&修士論文執筆

と思っていたら妊娠!今回のつわりもそんなにひどくはなかったもののやや吐き気が多く、 冬場の体調不良もあり、無理はしない!と早々に決断。あっさり締切延長(エクステンション)申請。昔はもっと全部ちゃんとしないと、とか思っていたように思うけど、30代になったからか諦めと余裕が出てきて、使えるものは全部使って、とりあえずできたらよし!という心持ちに変わっている気がします。それでもまだこんな風に考えるだけ日本人らしいなと思うのは、蓋を開けてみたら結構少なくない数の同級生も多少のエクステンションをもらっていたこと。笑

2019年10月 日本一時帰国

本来は9月上旬に修論を済ませ、のんびり帰国としたかったんですが、修論やらその他作業を持ち越しでの帰省。家族や友達と会ったりしたら3週間なんてすぐでした。1年10ヶ月ぶりに、日本食のおいしさに浸りました。。どこへ行くときもそうですが、息子が本当に楽しそうでした。いつも彼は1番楽しんでる。

2019年12月末 修士論文提出!

つい先日!クリスマス直前に提出しました。ドラフト段階で指導教官から少なくともパスはすると言われているので、卒業はできると思います。 論文は、大変だったり面倒だったり気乗りしないときもあったけれど、思ったより楽しく取り組めたかなと思います。つらいとか愚痴みたいなのはなかったのがよかったです。

あとは、お恥ずかしいことに10月に日本から帰国して初めて勉強と家事育児のいい具合のバランスが見つかりました。帰国後はもう修論もない予定だったので保育園を週2日にしていたのですが、実際はまだ最終追い込みがあったので、息子がいる中でどうやって両立させよう??ということでした。ここで、どういうわけか時差ボケのため早寝早起き習慣ができ、そのままこれを結局2ヶ月ほど続けることとなりました。おかげで保育園のない日も、早朝&午後の昼寝の時間(毎日3.5時間も寝る)に取り組むことができ、いいリズムができました。むしろ、1日中漫然とやっているよりメリハリがついて、どうして今までこれができなかったんだろうというぐらい。。自分にも合っているみたいで、修論が終わってからもこの早寝早起きは続いています。

 

振り返って思うこと

進学することになった時はどうなることかと思ったけれど、今はやってみて本当によかったなと感じています。勉強は思ったよりうまくいって、いい時間を過ごせました。同じ学部に他にも高齢学生や子持ち学生(日本人ママ学生も2人!)いて、そういう人たちを目の当たりにすることで、自分もできるはずと思えたし、先生たちもとても自然にサポートしてくれたので、居心地が良かったです。友達との時間は削ったし、確かに時間はなかったけど、独身だったとしたら昼まで寝てたかもしれないし、もっとだらだらしていたかなと同級生を見て思いました。

とはいえ、それもこれも、夫のサポートのおかげです。本当によくできた夫で、家事育児もとても積極的で、あと気楽に過ごせたのが、無理しない!手抜き!というのを許容してくれているところです。このおかげでどれだけ安心して過ごせたか。。息子もとーちゃん大好きで、お出かけ準備や面倒を見るのなんかも問題なくできるし、本当に、唯一できない(させていない)ことと言えば手先の器用さということで爪切りぐらい。笑

息子はよく寝てよく食べよく笑ういい子で、これも親としてはとっても楽に過ごせました。

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なので二人にはとても感謝!!とてもいい1年、2年でした!

今後について

2020年はまた始まってみないとどうなるかなんとも言えないところではあるのですが、ひとつは1月末に第二子出産予定でもう臨月なので、まずはそれに向けてちゃんと準備しないとなというところです。それが終わったら、奨学金次第ですが博士課程に進みたいと考えています。当初は修士が終わったらEdTech企業や文化施設などで働くのがいいかなと思っていたのですが、勉強してみたら思ったより面白く、うまくいったので、このまま進みたいなと思うようになりました。本当に夫の言った通りで、やってみたら案外よかったなというところです。なので、出産ギリギリまで、できるところまで出願準備等々にあたる予定です。

進学についてはまだどうなるかわからないけれど、修士は1年に凝縮されていたので夫には随分家事育児でフォローしてもらったので、2020年はもう少し妻業母業のレベルアップをして、効率よくやりたいなと思っています。